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学校評価結果

最終更新日:2022年9月20日

令和3年度学校評価結果

 本校の自己評価、自己点検については、平成16年に自己評価委員会設置、第1回から、教育に関する有識者であり、学校評価の専門家からの第3者評価を受けている。また、設置主体の代表である市長の参加によって設置主体への報告の機会とし、学校関係者評価の視点から、非常勤講師代表、実習施設代表の参加を得て委員会を開催している。
 第12回学校評価より、評価結果をホームページ上で公開。今年度、第21回を迎えた。
≪令和3年度取り組んだ自己評価における改善点≫
(1)「看護師に求められる実践能力と卒業時の到達目標(令和2年10月30日版)」による評価
(2)学生の「自己成長感」調査による評価

1.在校生からの教育評価

1-1看護実践能力の達成状況

学生が認識する「看護師に求められる看護実践能力と卒業時の到達目標」の達成状況調査
(よくできる5点.まあまあできる4点.普通3点.あまりできない2点.まったできない1点)
R3年度1年生、2年生、3年生とR2年度3年生の比較

看護実践能力(構成要素)
看護実践能力:構成要素

看護実践能力(群)
看護実践能力:群

構成要素による評価

全体をAからRの構成要素で見ると、A対象理解 Eアセスメント J急速な変化 K慢性的な変化  L終末期  P地域包括が低い傾向にある。
1から5までの群で比較すると3健康の保持増進、疾病の予防、健康の回復にかかわる実践能力以外の 1ヒューマンケアの基本的な能力 2根拠に基づき、看護を計画的に実践する能力 4ケア環境とチーム体制を理解し活用する能力 5専門職者として研鑽し続ける基本能力 においてR2年度3年生はR3年度3年生より、低い傾向にある。
R2年度は、新型コロナ感染症の影響により、臨地での実習が困難な時期がありその影響が考えられる。
A対象理解については、全学年で低く対策が必要である。C倫理的看護実践、D援助的関係形成については評価が高いが、R2年度の卒業生の雇用者側調査ではコミュニケーション能力や対象の尊重への育成が求められている。また、対象の健康状態に対応した実践能力の育成が求められている。
R4年度から実施予定の改定カリキュラムでの評価を継続していく必要がある。

1-2「自己成長感」に対する調査

学生の「自己成長感」に対する調査
「PTGI‐X‐J:日本語版 外傷後成長尺度拡張版」(Japanese version of PTGI-X)と先行文献から抽出した学生生活の中で得られる「自己成長認識」9項目についての質問紙調査

PTGI(因子-学年)
PTGI:因子(学年)

・「PTGI - X - J:日本語版 外傷後成長尺度拡張版」の結果
1 2 5 因子が先行研究(がん患者、一般大学生)より高く、1 2 3 4 5 因子ともに3年生が最も高く、2年生が低い。看護学生は、学校生活の中で、「もがきの結果生ずる、ポジティブな心理変容の体験」をしていると考えられる。

自己成長認識(項目-学年)
自己成長認識:項目(学年)

・「自己成長認識」

項目1 5 6 7 は、2年生が低く、3年生が高い。
項目3 3年は1年より有意に高い
項目6 3年は2年より有意に高い
項目8 3年は1年と2年より有意に高い
項目9 3年は1年より有意に高い 
2年生は、全体的に低い傾向にある。学習・実習経験から、目標が具体化、理想化しており、かえって成長を実感することが困難であることが考えられる。3年生は、学習・実習の経験の中で、目標に向かい変化している自己を確認でき、「自己の成長」を実感していると考えられる。
・まとめ
PTGI-Xの結果では、看護学生は人生の価値に対応する成長感は高い。講義や実習体験を積む中で命や人生観に関する成長がある。半面、自分自身の考えや感情の表現、成長実感、自律については低い傾向がある。
2年生については、自己成長に対する認識が低く、成長が実感できるような関わりが必要

2.自己評価【教育機関としての在り方の評価】

 津島市立看護専門学校自己評価表(厚生労働省「看護師等養成所の教育活動等に関する自己評価指針」に基づく評価を改編)による評価を行っている。
 以下の3項目以外は判定が適であった。
(否となった項目についての改善点等を記載)
・教員養成講習、実習指導者研修ともに、未受講者については計画的に受講する。
・専任教員の専門領域における研修は、計画的に行う。
・自己評価結果については、速やかに公表する。

3.今後の課題

3-1.第21回自己評価委員会での意見

(1)ポリシ―に基づいた教育の実施
アドミッションポリシ―、カリキュラムポリシ―、ディプロマポリシーの観点をカリキュラムに反映させ評価を行っていく。
(2)深い学びへの環境について
卒後の環境を意識したICT教育と対話的で深い学び、コミュニケーション能力育成を実現する。
(3)地域、市民病院との連携強化
教育活動の場である地域の範囲を広げながら、授業以外でも連携を強化する。
(4)主体的・能動的
教職員、学生ともに主体的、能動的な姿勢の育成する。

3-2.学校の設置目的、自己評価結果、卒業生の評価を踏まえ、今後の課題について以下のようにまとめる。

1主体的に学び、考え、状況に合わせた判断・行動ができる能力の育成
1)新カリキュラムの実施と評価
 主体性 コミュニケーション能力 学生個々の特性に合わせる
2)ICTを活用しつつ、学びの質を上げる
3)津島地域における住民の活動を活用した教育の実施
 地域の方と直接かかわる機会を増やす
2防災・減災・安全への意識の向上と行動力
1)多様な状況下に対応できる防災意識行動(地域・病院との連携)
 有事の際の、行動についてマニュアル化
2)健康管理、感染管理対策の評価と継続
3組織の成長、安定を支える
1)個々のマネージメント能力の向上
 職員としての主体性
2)次世代育成
4.看護学校の存在価値を高め海部津島地域に貢献できる人材の育成
1)ホームページ、インターネット環境での広報、説明や募集の充実
2)市民病院への就職の支援
3)地域、行政、病院と協同して活動を広げ、評価する

お問い合わせ

看護専門学校 教務課
〒496-0038 愛知県津島市橘町6丁目34番地
電話番号:0567-26-4101
ファックス:0567-26-4610

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