市長からのメッセージ令和4年7月号

記録的に早い梅雨明けとなり、暑い夏がやってまいりました。7月は津島の月！そうです、尾張津島天王祭（宵祭7月23日(土曜)、朝祭7月24日(日曜)）の季節です。残念ながら、今年は大幅に縮小しての開催となり、桟敷や露店も見送りとなりました。来年こそは完全な形で開催できることを願っています。

　6月25日（土曜）は津島市制施行75周年記念事業「第14回津島てら・まち御縁結び」が開催され、今回も多くの方々にご参加いただきました。私も市神社でお抹茶や特別御朱印で御縁をいただきました。これまでの開催で延べ13,000人以上の方が御縁を結ばれました。皆様、今回の御朱印集めの旅はいかがでしたか。

さらに、6月26日（日曜）には月末の日曜日恒例の「津島こいこいマルシェ」が本町1丁目界隈で開催され、こちらも大いに賑わいました。また、同日、「津島でら寺巡り」も開催され、津島の街中が盛り上がりました。

さて、6月議会にて予算を組ませていただきました、「マスタープラン推進事業～未来に向けた津島玄関まちづくり構想（ゲートウェイプロジェクト）の推進～」がいよいよスタートいたします。津島駅、天王通り、本町筋、津島神社、そして天王川公園。自然核・歴史核・都市核の「点」と「線」の施策実施、そして魅力をエリア全体へ波及させる「面」の整備と、様々な施策が連動して動き始めることになります。「津島Next Move!」事業をご期待ください！

6月23日（木曜）まで開催された津島市議会定例会は、私の3期目の最初の思いを込めた予算となります。

今回の補正予算は、追加も含めますと総額23億7,800万円となり、平成以降では最大規模であります。このうち、新型コロナウイルス感染症対策事業は49事業、予算額にして、5億1,800万円となります。また、令和4年度の投資的経費は、21億600万円となり、令和3年度当初予算の7億2,500万円と比べ約3倍の水準であり、直近10年間では最大規模の投資であります。
いよいよ、私が市民の皆様にお約束いたしました、5つの「つしま成長戦略　次への挑戦！」を実現するための第1弾の事業に、取り掛かることになります。
特に、新しい都市計画マスタープランにお示しした玄関構想の実現に取り組む「マスタープラン推進事業」、行政手続のデジタル化・オンライン化を進める「DX推進事業」、若手職員が提案した、住んで良し、訪れて良し、3つの津島Styleを創出する「地方創生推進事業」に重点的に取り組んでまいります。

また、子育て支援分野といたしましては、18歳まで所得制限なしで、入院通院ともに完全無料化を実現する「子ども医療費支給事業」や、全国初の規模で人型ロボットを全ての小中学校に導入する「デジタル田園ロボット・ブロック プログラミング教育事業」、神守小学校の敷地内に「神守こどもの家」を建設する事業、県内8領事館との交流を通して全ての小学校で「国際理解教育」を行う領事館交流プロジェクト、全ての小中学校の照明をLED化する事業に取り組むとともに、5つのつしま成長戦略に沿ったさまざまな事業を展開してまいります。
さらに、コロナ禍において厳しい状況におかれている市民の皆様を支援するため、特に子育て世代を全面支援するため、本年9月から来年3月まで、小中学校、保育所、幼稚園、認定こども園の「給食費完全無償化事業」、プレミアム付商品券事業、コロナ禍のまちづくり応援補助事業、農業担い手支援事業などを実施し、引き続き新型コロナウイルス感染症対策においても万全を期してまいります。

今年度、これらの事業が積極的に展開できますのは、施政方針でもお示しいたしましたように、100年に一度と言われる新型コロナウイルスの感染拡大の危機的状況の中、約2年半、新型コロナウイルス感染症対策関連事業を展開すると同時に、徹底的な行財政改革を行ってまいりました。その結果、7年間の効果額は約62億4,600万円となり、その一部を市の貯金にあたる財政調整基金へ積み増すことができました。財政調整基金は、私が就任する前年度末時点の15億9,800万円から約39億6,000万円となり、23億6,200万円増加、率にして約2.5倍にすることができました。市の財務体質を大きく変えることができたと考えています。

このように、財政の健全化が軌道に乗ってきた今、津島市は次なるステージに進むことになります。積極的な成長投資を進め、津島市の「価値」を高めます。具体的な事業で「挑戦」を続けることにより、津島市の「明るい未来を創造」してまいります。

新型コロナウイルス感染症は以前のような勢いはありませんが、引き続き、市民の皆様には感染対策を実施していただきますよう、ご協力をお願いいたします。

　
　令和4年7月1日
　　津島市長　日比　一昭