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水道施設の耐震化
最終更新日:2025年10月22日
津島市水道ビジョン(2022-2031)で掲げた施策目標のうち『「強靭」災害時に信頼できる水道システム』の実現に向けて、地震に強い水道施設の耐震化及び管路の更新と耐震化を進めています。
水道における震災対策の根本は、市民の生命線となる水の確保と供給です。
被災当初の飲料用水や医療用水、日増しに増える生活用水など、震災後、その時々に必要となる水を確保し供給するためにも、地震発生により水道施設の機能が寸断することがないよう、基幹的な水道施設の耐震化を進めなくてはなりません。
このためにも、下記の事業を最重点施策として積極的に推進し水の安定供給に努めてまいります。
配水管の耐震化
被災した場合でも、人命に関わる拠点病院や指定避難所などの重要施設へ確実に水道水を給水するために最新の耐震性能を有する管種に布設替えをします。
総管路延長約420kmのうち、43.7km(総管路延長の約10%)を耐震化し、平成27年度より厚生労働省(令和6年度より国土交通省)の生活基盤施設耐震化等補助金を活用して事業を進めています。
また、将来の水需要は人口減少や節水機器の普及により現在の水準より落ち込むことが予測されていることから、配水管の通水能力が過大とならないよう、一部の管路では配水管のダウンサイジング(減径)を行い工事コストの削減に努めます。
事業期間:平成25年度より
総事業費:約30億円

【イメージ図】
水道管の耐震化工事の状況
現在、重要給水施設配水管(災害拠点病院や先行開設避難所等、給水優先度が高い施設へ配水するための管)として約13.4キロメートルを地震に強い管に布設替えしました。
今後も順次、水道管の耐震化を進めていきます。工事中はご迷惑をおかけしますがご理解とご協力をお願いします。
耐震化された管路(重要給水施設配水管)は、次のとおりです。
平成25年度から耐震化(重要給水管路)された管路。(令和6年度は現在工事中)
水道管耐震化の看板
老朽管の更新・耐震化
市には、法定耐用年数を40年以上経過した老朽管が総管路延長に対して約40%(令和6年度末時点)あり、早急な更新が必要です。
市では、令和5年度より厚生労働省(令和6年度より国土交通省)の生活基盤施設耐震化等補助金を活用して布設後40年以上経過した老朽管を耐震管に更新する工事を進めています。
なお、管路更新にあわせて道路内の給水管の更新も行うことにより耐震化とともに漏水対策の推進に努めます。
老朽管更新工事の状況
令和5年度から法定耐用年数を40年以上経過した老朽管を耐震管に布設替えする工事をおこなっています。
今後も順次、老朽管を更新する事業を進めていきます。工事中はご迷惑をおかけしますがご理解とご協力をお願いします。
耐震管施工図①
耐震管施工図②
又吉配水場の施設更新及び耐震化
又吉配水場内の多くの施設・設備は老朽化が進行し、故障する危険性が高くなっていました。
このため、平常時の事故リスク低減や環境負荷軽減を目指した電気・機械設備類の更新を進めています。
また、被災した場合でも、水道施設の被害を防止あるいは軽減するため、配水場施設の耐震補強を行っていきます。
工事概要
- 平成27年度に電気棟増築工事を完了。
- 平成28年度、平成29年度の2箇年において電気(受変電設備)・機械設備(ポンプ2台)等の更新工事を完了。
- 平成30年度、平成31年度の2箇年において機械設備(ポンプ1台)等の更新を継続。

又吉配水場外観(工事着手前)
又吉配水場電気棟完了(H30.12月現在)
又吉配水場内更新された電気設備
又吉配水場内更新された機械設備
応急給水栓の整備
地震など災害が発生した際、できるだけ早く水道水をお届けするために、災害拠点病院や指定避難所等になっている小中学校等に水道の耐震工事と併せて「応急給水栓」を整備しています。
応急給水栓は、簡単な手順でホースと仮設応急給水栓を取り付けることができ、地元の自主防災組織などで、いち早く給水所を開設することができる設備です。
小学校に設置された「応急給水栓」
「応急給水栓」拡大
応急給水栓整備場所等
現在、応急給水栓の設置は下図のとおりです。
- 神守支所
- 東小学校
- 西小学校
- 南小学校
- 北小学校
- 神守小学校
- 天王中学校
- 神守中学校
- 児童科学館
- 総合保健福祉センター
- 老人福祉センター
- 大崎会館
- 文化会館
応急給水栓使用イメージ
仮設応急給水栓(単体)
仮設応急給水栓設置イメージ
仮設応急給水栓使用イメージ
参考:生活基盤施設耐震化等交付金
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