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病院訪問日記(平成27年12月21日)
最終更新日:2017年6月5日
平成27年12月21日(月曜日)
津島市民病院が新たに設置する「地域包括ケア病棟」について、久富消化器科統括部長を始め、病棟、医療相談室のスタッフにお話を伺いました。
地域包括ケア病棟は、集中的に治療が必要な急性期を過ぎた患者さんが在宅へ復帰するための治療を行ったり、在宅療養患者さんの緊急時の受入れなどを行う、病院と在宅医療とをつなぐ病棟のことです。
地域の皆さまの安心・信頼の医療にとってどうしても必要であると考え、3階西病棟を急性期病棟から変えることを決めたものです。
看護師の皆さんからは、退院に向けてご家族との面談はとても大切であり、介護の施設や制度などを知らない方も多いので、訪問看護などを活用することもしっかりと案内していきたい、また、医師会で進めている在宅医療サポートセンターとの連携や情報共有も進めて、顔の見える関係づくりをしていきたいとの想いを伺いました。
現在は国の定める基準を満たすことができるように、看護師やリハビリテーションの職員の配置を変えたり、対象となる患者さんに急性期の病棟から移っていただいたりするなど病院全体で取り組んでいました。
住み慣れた地域でいつまでも暮らしていけるためには、医療だけでなく介護や福祉などが一体となって対応する「地域包括ケアシステム」を作ることが大切であり、市全体の課題として考えてほしいと意見をいただきました。まさに同意見であると感じました。
私からは、地域包括ケア病棟を市民にしっかりとお知らせすることと、在宅医療支援病床や訪問看護ステーションなども十分に活用して、在宅医療を支える仕組みを作ってほしいと指示いたしました。
ご利用までの流れイメージ図