外国人の人権

　経済や社会の国際化に伴い、地域で暮らす人々も等しく変化しています。日本で暮らす外国人住民の数は増えており、津島市においても、多くの外国人が暮らしています。　
　こうしたなか、言語、文化、習慣、価値観の違いからくる誤解や偏見などにより、外国人に対する差別が問題となっています。
　たとえば、アパートやマンションなどへの入居や、商店への入店を拒否されたり、外国人労働者の就労に際しての不利な取り扱いを受けるということがあります。また、戦前からの歴史的経緯を背景にもつ韓国・朝鮮国籍等の特別永住者の人たちの多くは、日本で生まれ育ち、生活をしているにもかかわらず、無理解や差別を受けているという現実があります。
　外国人の多くは、異なる文化、宗教、習慣をもっていて、これらの文化や習慣は、人格形成の重要な一部となっています。これらを互いに理解し、認め合い、異文化を共に学びあうことによって、外国人をより豊かな地域の構成員として受け入れていくことが大切です。