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第4回町内会活性化検討会

最終更新日:2016年4月1日

第4回町内会活性化検討会の開催結果について

平成25年10月4日(金曜)に津島市役所1階会議室において、第4回津島市町内会活性化検討会が開催されましたので、その概要をお知らせします。

第4回町内会活性化検討会の様子

【1】小規模・高齢化町内会の活動困難について

第3回検討会(平成25年9月12日)“課題;(2)小規模・高齢化町内会の活動困難(役員の高齢化など)”及び“課題;(3)津島市における嘱託員・衛生委員制度”に関する事務局提案に対する各委員よりの意見・要望(次頁)を踏まえ、これらの課題解決に向けて実施すべき下記の施策提言を了承。
(今後の主な取組み)
(1)町内会の統合/再編基本計画の作成(担当 行政(市))
(2)対象町内会及びその周辺町内会に対する説明会の実施(担当 行政(市))
(3)具体的な統合/再編推進実施計画の作成(担当 行政(市))

【2】津島市における嘱託員・衛生委員制度について

町内会長と嘱託員の地位の問題や、嘱託員・衛生委員は行政の下請けとして捉えられているとの指摘もあり、このような問題・指摘等を解決するため、嘱託員及び衛生委員個人への委嘱を止め、行政文書の配布、回覧板等の活用による安否確認や、ゴミ処理の分別など、町内会の有する組織機能及びそのチェック機能を活用することとし、町内会(窓口;会長)との連携を密にする提案は、本検討会委員の異論はなく了承された。なお、嘱託員制度と衛生委員制度を今年度で廃止し、来年度(4月)から町内会会長を窓口とすることで了承された。

【3】津島市町内会業務助成金について(各委員からの意見)

・広報の配布をポスティングにしたらいくらぐらい掛かるのか?

【事務局】津島市は選挙公報をポスティングしている。

  • 仕分け作業にかなり時間が掛かるし、数間違えがあったりすると大変なので考えてほしい。
    【事務局】各課に対して各戸配布物を減らし、極力広報紙“つしま”への掲載を依頼しているが、なかなか減らないのが現状。
  • 防犯灯電気料金への助成金交付は有りがたい。町内会世帯数が220、防犯灯電気料金は30万程度必要、町内会の自治会費は年100万円程度で、その3割が電気代である。少しでも安くするためにLEDに替えようとしている。
  • LEDにすれば電気料金は3分の1。工事代が60万~70万円掛かっても2~3年でペイできる。

【事務局回答】街路灯と防犯灯の違いは、街路灯は交差点を照らす水銀灯で市役所の都市整備課が管理している。防犯灯の維持管理は町内会にお願いしている(新設費用は津島市防犯協会が補助している)。

  • 街路灯/防犯灯の維持については、町内会によって格差がある。街中の町内では街路灯が多く、市が管理するため町内会の負担が少ない。我々のように大きな町内では防犯灯ばかりなので費用がかかる。その辺の格差が非常にある。街路灯は、交差点に限らず町内の中にもある。・水銀灯が2020年に使用禁止になると聞いているが、その後どうなるのか?【事務局】LEDに替わると思われる。
  • LEDより新しくLVDが出てくるのでそれに替わるかもしれない。
  • 助成金について、均等割48,000円と一世帯当たり900円があるが、例えば,一世帯当たりの金額を1,000円に上げた場合は何か支障があるか?
    【事務局】世帯割の900円は良いが、均等割の48,000円は、900世帯でも8世帯でも同じなので不公平ではないか?ということで、皆さんの意見を伺っている。
  • 均等割の48,000円を決めた理由は何か?
    【事務局】昭和60年までは衛生委員と嘱託委員の報酬が出ていました。昭和61年から平成16年まで町内会業務助成金、衛生業務助成金、分別ごみ収集助成金です。それぞれ、世帯割・均等割があった。平成17年度から現在まで、町内業務助成金として一本化されて、おそらく当時の3つの助成金を世帯割・均等割を按分したようなかたちで、900円と48,000円という流れになっていると思われる。
  • 均等割の意味づけは何か?
  • 小さな町内会では世帯割額(補助)が少なく町内活動が難しくなるので、均等割があると思っていました。世帯割にすれば問題ないのでは。
    【事務局】多くの自治体では2パターンありまして、世帯割で行っている自治体もありますが、津島市の場合は、小さな町内会の活動を支援するためという意味合いもあって、均等割48,000円と世帯割900円を加えさせていただいている算出方法だと思います。
  • 特養に入っている人は、世帯割に影響しますか?住民票を移しているから。
  • 町内に入居している方で数名居ます。ただし、住民票は特養に移していますが、町内会の会員として意識を大事にしたい。町内会費も貰っています。敬老の日には、老人ホームに向かいまして、町内会からお祝い金を渡していますし、町内会の活動状況も報告しています。
  • 空き家になっているところは、町費の半分を貰っています。火災とか問題が起きたときは町内会で面倒をみている。

【まとめ】

町内会業務助成金算出式の見直しには、行政の仕事の範囲内なので、ここでは要望ということで記録に留めておき、見直しに関しては了解された。

【4】防災、防犯、災害時等への対応(町内会活動の活性化)について(委員からの意見)

・防災対策として、町内会独自の防災委員を設置している。防災委員は、旦那さんが消防団をやっていた奥さんや、子ども会のOBの方など、30~50代前半の方々にお願いしている。手当は5,000円である。防災訓練・防火講習は年2回行っている。町内には防災倉庫が有り、中には、AED、水、ライフジャケット、ボート、発電機、トランシーバー、メガホン、テントなどが入っている。
防犯については、見守り隊を作り、75人が登録している。腕章を着け定期的に70人ぐらいで町内を回っている。街路灯・防犯灯については、要望があり、数を増やした。その結果、空き巣の被害が減った。空き巣の入る家は、垣根や生垣の木が高いところが多いため、腰の高さにするように助言している。そういう意味で、見通しのよい町づくり生垣対策と言っている。緊急事態が発生したら、緊急回覧を回し皆さんに注意するよう呼びかけている。また、災害時に緊急を要する場合は、嘱託員が防災委員に連絡する。集会所に招集を掛け指示をしている。

  • 防災に関しては、防災倉庫の購入をした。来年度には、チェンソー、発電機などを購入する予定である。

街路灯・防犯灯については、電気代が高額(25万円)であったが、総会での話し合いにより、電気代の安いLED(4万5,700円)に変更した。

  • 防災・防犯・災害の対応については、各委員(2・3名)を決め、お願いしている。

防災については、年2回防災倉庫の備品の点検を行っている。防犯については、街路灯・防犯灯の区別の地図を作成してある。災害については、嘱託員と班長の連絡網を作成してある。防災訓練を行うときの連絡にしている。

  • 防災については、班長に防火用水(2箇所)の清掃をお願いしている。
  • 防災については、以前に災害利用世帯名簿を作成した。広報配布のときに、班長がその名簿を持って安否確認している。敬老会のときなどにも、声掛をおこなっている。市の一斉清掃の際には、町民に参加を呼びかけ、100世帯中39人の参加があった。おしゃべりしながら作業することで、お互い顔見知りになれる。こういったことが、災害時に役立つと思う。
  • 防災については、現在は活動していない。「何もないことがいいこと」という考えを変えなければならないと思う。来年度から、防災委員を作り、防災の活動を始める予定です。
  • 役員は1年で代わるため、防災の活動については何もしていない。防犯については、2人1組で町内会を回る活動をしている。街路灯・防犯灯については、管が切れると連絡があり、取替えを行っている。
  • 防災総会に主席すると、80歳過ぎの人がやっているが大丈夫かなと思ったりする。防災委員は6人いる。班長には一人暮らしの高齢者の確認をとっていただいている。
  • 防犯灯をLEDに変えた。災害時のために、町内で1家庭4リットルの水を備蓄や、トイレ用のビニール袋の用意もしてもらっている。防犯委員は、20~40代の方にやってもらっている。
  • 自主防災に所属しており、各班長が防災委員になっている。年1回の避難訓練のときは、誘導班、救出班、給水班、消火班、安協班の役員に入ってもらっている。防災については、北校区全部の町内に、「我が家は無事です。」という看板を作成した。各班長にそれぞれの役があり、看板伝達、看板確認をしてもらっている。看板が出ていない家については調査し、それを本部に報告する。

町内会としては、『救急あんしん君』を利用している。救急あんしん君があれば、本人がしゃべらなくても、冷蔵庫に入っていることで状況がわかる。避難場所は、町内にある商業施設の屋上を使わせてもらっている。
防犯については、見守り隊を設け、毎朝7時45分から8時までの間、北小学校校門前に立ってもらっている。子どもに対する犯罪が多いため声掛けをしている。

  • 防災については、最近、名簿の作成をした。個人情報取扱規定を定め名簿を作成し、65歳以上の高齢者、特に75歳以上の後期高齢者の方の独居か支援が必要なのかを書き入れてもらっている。町内に防災倉庫はあるが、機材の備蓄がなく、自主防災の活動も停止している状態である。

日光川の横に住んでいるため、液状化して堤防が切れる心配がある。対策としては、ライフジャケットの世帯分の確保を考えている。

  • 防犯委員はあるが、防災委員はいない。町内で何かが起こった場合は、嘱託が緊急で町内会通信を回している。独居老人については、班長に気にかけるようにお願いしている。一昨年亡くなった事例が2件あったが、1週間以内には発見できた。防災については、第1次避難所は西小学校であるが、高齢者から西小学校までは遠くて行けないとの声が出たため、天王中学校に話をして避難場所の許可を得た。また、津波の時などは、津島高校への避難も了解を得た。防犯灯は、徐々にLEDに替えていくようにしている。

【まとめ】

防災、防犯、災害時の対応については、町内会(地域)のみでの解決が困難であるため、行政と密接な連携を取り合い協調して解決していく必要がある、特に防災についは、津島市は木曽川水系及び日光川水系に囲まれた海抜0メートル地帯に位置するため、住民の防災意識向上が一番重要である、具体的な想定被害とその対応策等を広報“つしま”に掲載(連載)したり、地域の具体的な想定被害に対応したハザードマップ、本検討会での意見、他の市町村のマニュアルを参考として津島市としての防災マニュアル・手引書の作成をする。また、一人暮らし高齢者等への対応に関する役割分担の明確化や出前講座等の充実により地域住民の理解と意識の向上を図っていくことが求められているとのことで提言を取りまとめることで了承されあた。

次回の検討会は、平成25年11月12日に開催する。

お問い合わせ

市民生活部 市民協働課
〒496-8686 愛知県津島市立込町2丁目21番地
電話番号:0567-24-1111

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