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第3回町内会活性化検討会
最終更新日:2016年4月1日
第3回町内会活性化検討会の開催結果について
平成25年9月12日(木曜)に津島市役所4階大会議室において、第3回津島市町内会活性化検討会が開催されましたので、その概要をお知らせします。
【1】町内会への加入・未加入について
第2回検討会(平成25年8月8日)“課題:(1)町内会未加入対策”に関する事務局提案に対する各委員からの意見・要望を踏まえ、町内会加入促進のために実施すべき施策提言を、下記のとおり進めることについて了承。
(今後の主な取組み)
1.町内会加入促進マニュアルの作成(町内会ガイドブックへの追加等)
(ア)加入案内ちらし(町内会ガイドブック30ページ)への追加記載要望
a.転入者名を該当町内会会長に連絡(転入者了承の場合のみ)
b.町内会に加入することによるメリット
(1)“津島市広報等各種配布物”の戸別配布(注1)
(市が町内会に配布を依頼<町内会組織力の活用>)
(2)町内会が設置管理している“ごみ集積場”の利用(注2)
(注1)町内会未加入者は津島市役所又は公共の施設等にて入手可能
(注2)町内会未加入者はごみを直接、清掃事務所に持ち込めば市にて処分
(イ)町内会の取組事例紹介など
(ウ)参考資料:室蘭市加入促進マニュアル
2.各町内会が独自で作成する加入促進用のちらしの作成支援
3.市広報紙や市ホームページによる加入促進
4.出前講座の開設(津島市在住外国人に対する)
(ア)津島市在住外国人に対し、住民として守るべき基本ルール(騒音、路上駐車、ゴミ分別と出し方等)について、通訳を介して理解しやすい丁寧な講座
(イ)参考資料;町内会と在住外国人とのトラブル
【2】小規模・高齢化町内会の活動困難
(各委員からの意見)
町内会の世帯数は18世帯で、班は3班です。嘱託任期は2年、班で回しています。集会所・お宮の掃除は毎月1回で、6名(各班から2名)で実施している。ゴミの分別や集積場の管理も、衛生委員に任せるのではなく、班から2名出ていただき班で回しています。全世帯で回るため、分別はしっかりとされています。現在、町内会でうまくいっており、町内会統合/再編により人間関係やお宮の維持等が崩れてしまう懸念があり、統合/再編には反対です。<意見>
町内会の統合/再編について、町内会から具体的な要望があったのか?<質問>
【事務局回答】町内会からの声や具体的な要望はない。津島市が平成23年度に行ったアンケート調査結果より、『世帯数の少ない町内会、高齢化になっている町内会で役員のなり手がいない』等、5年から10年後には町内会の存続が危ぶまれるため、今から先を見つめて課題とした。
【アドバイザー】ここ10年位で日本の高齢化が急速に進む。10年後に皆さんの町内会員の平均年齢がどのくらいになっているか。その時、隣近所の人達が、皆足腰が弱い人ばかりですと町内活動が出来なくなる。そうならない前、統合/再編することが必要と考えている。
町内会同士が話をするよりも、行政側から過疎化していくような町内会を選んで話を進めたほうがいいと思う。<意見>
まずは行政から動いていただいたほうがよいのでは。<質問>
【アドバイザー】町内会は自主的な自治組織であるため、行政から“こうやれ”とは言えません。
アドバイザーが言われたように、「10年ももたない」もしかすると「5年ももたない」かも。崩壊町内会が続々と出てきますよ。この問題が一番大きいですよ。『再編・分離』この問題が一番のネックになっています。ですから、行政のほうが私たちを呼んで検討会を作ってください。こういった問題がでていますよ。行政からは、はっきり言えないので、皆さんが下から盛り上げて『合併・分離』を考えて下さいという意味じゃないのか。<意見>
この検討会の席上で、方向付けは町内会活性化としての方向付けである。あとの区割りは、A・B・C町内会が集まって10年後を考えて、「一緒になったらどうですか」話し合いの場は、行政が音頭をとる。そういうことを前提に、方向付けを10年後に考えた場合に、世帯数の少ない町内会が集まって、一つの町内会組織にしたらどうかということ。行政に対して、「こういうことでいいんじゃないか」ということを結論として行政に出せばいいのではないか。また、町内会は任意団体ですから、行政が先頭に立ってすることは出来ない。だから検討会を開いて、検討会の提言としてほしいのでは。<意見>
行政は、世帯数・町内会も把握しているので、「この町内会とここの町内会で統合したらどうか」という案を出していただいて、そこから、各嘱託員が市と交えて話し合うようにすればいいのでは。<意見・要望>
【事務局】数的なことは分かるが、付き合い的なものが分からない。各町内会が、根深いところがあるので難しい。素案は作れる。ただ、本当に町内が困っているか、町内会が必要としているのかは聞かないと分からない。
合併については、将来的に考えていかなくてはならない。うちの町内会の高齢化率は高いです。2・3年の間にも何軒か減る可能性もある。子供も7年後にはゼロになる。私は、そろそろ町内会で統合の話をしようと思っています。それで、3・5年後には本格的に考えます。<意見>
具体的には統合の対象となる町内会に集まって頂き、統合のニーズと統合に向けての意思確認と希望を含めて説明会をする。その場合、30世帯の基準問題と、30世帯未満の町内会を対象として、2つの合併で50世帯にするか、3つの合併で80世帯にするか、早急に町内会統合/再編基本方針、区割り案等の統合/再編基本計画を行政で作成し、対象となる町内会に対して説明をする方向付けでどうか。そのために再編助成金とありますが、そのことについて具体的に市の考えは?<意見・質問>
【事務局】再編助成金に関する具体的なことはまだです。
全国的な町内会の合併の事例は?<質問>
【アドバイザー】鹿児島県南さつま市で、町内会の統合/再編を推進中(別添:資料参照)
統合/再編に向け、具体的な課題/問題点(町内会財産、会則、集会所維持管理、町内会費、お宮、お祭り、山車、獅子、役員選任等)について、本検討会にて掘り下げた議論が必要ではないか?(意見)
【アドバイザー】本検討会は、町内会の統合/再編に向けての大きな道筋を決める場と考え、具体的な課題(問題点)についての掘り下げた議論については、対象となる町内会及びその周辺町内会に対する統合/再編説明会等の場にて議論を進めることで良いのではないか。
<特に異論なし>
【会長】皆さんの建設的な意見を集約すると、今後ますます高齢化する10年後の町内会を考え足腰の強い町内会にするには、現時点より町内会の統合/再編に着手していくことが必要であり、この為には“行政(市)が仲人役として町内会統合/再編推進実施計画(含む、区割り案)を策定、対象町内会、周辺町内会に対する説明を実施し、町内会の維持・活性化に向けた施策を推進いくことが重要”との認識で纏めたいが如何か?
<全委員了承(合意)>
【まとめ】
今後のますます高齢化する10年後の町内会を考え、足腰の強い町内会にするには、現時点より町内会の統合/再編に着手していくことが必要であり、この為には“行政(市)が仲人役として町内会統合/再編計画(含む、区割り案)<案>を策定、対象町内会、周辺町内会に対する説明を実施し、町内会の維持・活性化に向けた施策を推進いくことが重要”であるとの認識で了承(合意)された。
【3】津島市における嘱託員・衛生委員制度と町内会業務助成金について
(各委員からの意見)
【会長】嘱託員・衛生委員の委嘱を止め、町内会との連絡を蜜にする言う行政(市)提案に対して検討委員のご意見をお願いしたい。<会長より各委員に質問>
嘱託員・衛生委員の名称をなくして、町内会会長に替えることですか。<質問>
【事務局】そういうことです。嘱託員及び衛生委員個人への委嘱を止め、町内会代表との連絡を密にしていく考えである。
衛生委員というのは、他の町内会ではどういう役をしているのか。<質問>
衛生委員は市から任命されて任期は1年です。ゴミの収集日は、違法ゴミ・出し方のある・ないチェックと、ゴミの分別をする。収集日は、嘱託員と衛生委員で行っている。<委員からの回答>
【事務局】衛生委員の規則にはゴミのことは書いてありません。本来は、そ族昆虫(ねずみ・ハエ)駆除をやってもらう業務である。
嘱託員・衛生委員の委嘱制度を廃止、町内会(窓口;会長)との連絡を密にし、回覧板等の活用による安否確認や、ゴミ処理の分別など、町内会の有する組織機能及びそのチェック機能を活用するとの行政(市)提案について賛同、早急に実施すること。(複数の検討委員)
【会長】嘱託員制度と衛生委員制度を今年度で廃止し、来年度(4月)から町内会会長を窓口として町内会との有する組織機能を活用するとの行政(市)提案について異論はありませんか?
<全委員異論なし、了承(合意)>
なお、“町内会業務助成金”に関する検討は次回検討会にて実施します。
【まとめ】
嘱託員制度と衛生委員制度を今年度で廃止し、来年度(4月)から、町内会会長を窓口にして町内会との有する組織機能を活用することで了承された。
次回の検討会は、平成25年10月4日に開催します。