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第2回町内会活性化検討会
最終更新日:2016年4月1日
第2回町内会活性化検討会の開催結果について
平成25年8月8日(木曜)に津島市役所4階大会議室において、第2回津島市町内会活性化検討会が開催されましたので、その概要をお知らせします。
1.会長及び副会長選出
会長 戸田 節男
副会長 浦山 誠
2.町内会の現状と課題について
事務局より4つの課題についての説明
(1)未加入世帯
加入促進のためのちらしづくりの支援や、各町内会の活動内容を市広報紙や市ホームページで紹介するなど、あらゆる機会を通じた啓発を繰り返し行っていくことが必要である。
(2)小規模・高齢化町内会の活動困難
加入世帯が30戸を下回り、高齢化率が50%を超える町内会については、役員の確保や、町内会活動が困難になりつつあることから、地理的状況や集落の歴史等を踏まえながら統合による再編を行い、少子高齢化に対応した足腰の強い町内会組織になるように促す必要がある。町内会組織の強化をめざし、町内会相互で統合による再編について協議する場合、円滑な再編を進めるためそれぞれの町内会に再編助成金を交付するなど、必要な相談・支援を行い、一定期間の財政的援助も必要と考える。
(3)嘱託員と会長の地位・町内会と市の関係
嘱託員及び衛生委員個人への委嘱を止め、町内会(窓口:会長)との連絡を密にし、回覧板等の活用による安否確認や、ゴミ処理の分別など、町内会の有する組織機能及びそのチェック機能を活用することとし、助成金等による財政支援については引き続き行っていくことが望ましいと考えている。
(4)防災、防犯、災害時等への対応
各種課題解決マニュアル、手引書等の作成、出前講座等の充実により地域住民の理解と意識の向上を図っていく。
《検討委員からの意見》
- 町内会は自主団体ではあるが、嘱託からお願いしても動いてくれないので、行政から全面的にリードもしくは指導してほしい。
- 町内会世帯が430世帯あるが、加入率は100パーセント、430世帯のうち2割がアパート(85件)である。アパート住人の町費は、アパート建設前にオーナーもしくは管理会社に話をして町費をいただいている。町費は日割りでいただいている。アパート1棟につき、組長として1人出していただいている。名簿も組長が持っているため、入居人数も把握ができている。
- 津島市で一番世帯が多い町内で、町内会全878世帯のうち、230世帯はアパートの住人である。アパートの町費は、管理会社から半年もしくは1年払いでいただいている。アパートの住人に関しては、町内行事に参加しないので千円安くしている。
- アパートには20世帯住んでいて、管理会社から町費をいただいている。最近は、入居者が減ったので、管理会社から町費を下げてくれと言われている。
- 都市整備課に住宅地図をもらえるようお願いをしたが、個人情報保護法の関係で渡すことは出来ないと言われた。なぜ無理なのか。
【事務局】住宅地図に関しては、著作権が関わっているからです。
- 町内会加入に関して、入りたくない人は入らなくてよい。
- 加入してもらうには、強制加入にするべき。どちらでもよいという考えでは入ってもらえない。町費をいただいている以上、町内行事は自由参加だが、事業報告書または、収支報告書で会員には分かるようにしている。
- ゴミのステーションに関して、外国人の住民が捨てるゴミは分別がされていない。注意はするが聞いてもらえないから困っている。
- 社宅として、1件に30人の外国人女性がいる。ゴミの分別に関しては、社宅の管理人と通訳を通じて分別の仕方を教えたら良くなった。それ以外に、女性がいるので男が集まり、近くの公園に集まるので近所から苦情があった。
- 町内に飲食店があるため、カラオケの騒音と路上駐車で困っている。外国人に関わらず、若い人に加入してもらうよう働きかけないといけない。
- 町内会活性化について、行政はどのように考えているのか。
【事務局】高齢化の町内会を何とかすることや、町内会活動が希薄化している町内会に出向き、町内会の必要さを知ってもらう。まちづくり基本方針で、(1)地域の課題を「自分ごと」と考える市民が増える。(2)地域の活動が楽しくなる。(3)活動する人の輪が広まり、地域の関心が高まる。(4)地域の課題について話し合える場がある。このような動きをすることで、活性化に繋がる。
- 行政が言っていることは、絵に描いた餅。この問題に関しては町内によってまちまちであるから。
- 町内会行事に、一人でも多くの町民が参加することで活性化される。不発に終ったが、夏休みに子ども達がラジオ体操をする時に、町民も一緒に参加するよう呼びかけた。
- 校区コミュニティの防災・防犯の委員を、子ども会からお父さん、お母さんに引き受けてもらっている。
- 若い人を入れて取り組まないと成り立たないが、なかなか若い人が関心を持ってくれないのが現実。
- 嘱託(会長)が全力を尽くして行えば、町内会はまとめることが出来る。(リーダーが引っ張って行く)嘱託(会長)が先頭になって、独居老人宅の庭の手入れや、町内道路の修繕、草刈りなどを行っている。今年度に入ってから90項目もこなした。
次回の検討会は、平成25年9月12日に開催します。