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平成29年度協働のまちづくり講演会 開催結果

最終更新日:2017年12月4日

 平成29年9月28日(木曜)午後2時から生涯学習センター小ホールにおいて、NPO法人まちの縁側育み隊代表理事の延藤安弘氏をお招きして、協働のまちづくり講演会を開催しました。
 講演会では、「みんなの居場所づくり、ビジョンづくり」をテーマにご講演いただきました。


NPO法人まちの縁側育み隊代表理事 延藤安弘氏

みんなの居場所づくり、ビジョンづくり

 講演内容を一部ご紹介します。延藤氏は、はじめに3冊の絵本から学べることを紹介し、その後、実際に各市で行われている居場所づくりをお話しされました。

「お前やれ」から「思いやり」へ

題材:ガンピーおじさんのドライブ
 大変な状況に陥ったとき、「お前やれ」と言っているうちは状況は解決しません。
違う価値観を持つ者が同じ目的へ向かって進むことで1+1が3にも10にも100にもなります。
それが今日の協働というものです。

発想の転換へ

題材:3びきのかわいいオオカミ
 対立の色濃い状況で対話、友好、そして協働の世界へと移っていく、そのためには発想の転換が必要です。
「強さ」に対して「強さ」で対抗するのではなく、「弱さ」、「優しさ」、「美しさ」を大切にすることが時には必要になります。

まちのタカラと子どもの視点を生かす暮らし・まちづくりへ

題材:私たちのてんごくバス
 「私たちのてんごくバス」にみる、まち育てのキーワード
1.子どもの機転をきかせた知的直観力
2.スポーツのように力をあわせる
3.手もちのアイディアから具体的イメージをつくる
4.ヒト・モノ・イキモノの関係が戻ること=再生
5.トラブルをドラマに変える内的な自由と豊かさ

多世代がまざりあう居場所づくり

事例紹介:まちの縁側GOGO!(名古屋市東区)
 縁側は、空家・空き店舗を活用するだけでは成立しません。志を持つアルジが必要となります。

ひとりから始められる居場所づくり

事例紹介:多様な混ざり合いの「まちの縁側」5,000ヶ所をめざす(長野市ボランティアセンター)
 まちの縁側とは
1.人のつながりの「輪」
2.生きとしいけるものがつながる「環」
3.世代から世代の地域に生きる大切さも伝える「話」
4.楽しい出来事がぐるぐると「回」
5.上から、組織からよりもはじまりは「吾」
6.心をかよわせる「和」

混ざりあいはご縁を育む

事例紹介:錦二丁目長者町地区の協働プロセス(名古屋市)
 生命福祉コミュニティとしての「まちの縁側」
1.まちの縁側とは、ヒト・モノ・コトのゆるやかなつながりのある小さな居場所づくり
2.居場所としては、多様な地域資源(空家・空き店舗・空き教室、自宅の余裕空間、公共施設、社寺等)を活用する
3.まちの縁側には、ひとりから始まるのもあり、アルジと仲間たちとともに育みあうのもあり
4.まちの縁側活動の日常的楽しさは、非日常(病気・災害等)への機敏な対応を育む
5.輪・環・話・回・吾・和の心の「エンガワ」を楽しもう
6.トラブルをエネルギーに、対立を対話に変えよう

まとめ-協働のまちづくりのキーワード

1.協働とは
「お前やれ」から「思いやり」へ
「グチ」から「ジチ」へ
2.そのためには発想の転換を
「強さ」だけではなく「弱さ」「やさしさ」「美しさ」を大切に
「モノ・カネ・セイド」は手段、「ヒト・クラシ・イノチ」が目標
3.子どもの直観力や想像力に大人が学び、多世代が混ざり合う文化を
4.ヒト・モノ・コトがゆるやかにつながる居場所(まちの縁側)を多様にひろげよう
5.地域のタカラを活かし、何を目指すかのきもちづくりからカタチづくりへ
6.まちの育み方のヴィジョンを地域主導でつくり、その実践を重ね、新しい地域運営のしくみを創造する
7.トラブルをエネルギーに変える

アンケート結果

 講演会終了後に聴講者からいただいた講演会の感想を一部ご紹介します。
・まちづくりの手法、考え方が参考になった。
・自分たちのまちは自分たちでなんとかする必要があると感じた。
・絵本の中にまちづくりについて参考になることがたくさんあることに気づかされた。ヒト・モノ・コトが緩やかにつながった小さな居場所づくりがまちの縁側につながっていくことが分かった。
・絵本の話のような場を現実に作っている事例を見て可能性を感じた。
・はじめは他人まかせだったが、最後にはみんなが力をあわせ困難を乗り越えるという絵本の話は実際のまちづくりの現場、地域にもあてはまる部分があると思った。いかにそれぞれが主体となってまちづくりを行おうという気持ち、意欲を持たせるかが重要と感じた。

お問い合わせ

市民生活部 市民協働課
〒496-8686 愛知県津島市立込町2丁目21番地
電話番号:0567-24-1111

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